音符の上に書かれている数字、これが指番号です。
指番号は、左右どちらの手も親指から小指に向かって1から5の番号が振られています。
ピアノはこの指番号を使って弾きますが、始めたての頃は、音を読むよりも指番号を頼りに弾くケースが多いです。
ところが、弾くことに慣れてきて指番号が身につくと、余程気を付けて弾かないと指使いが自己流になってしまう、つまり楽譜の指示とは違う指使いになってしまいがちです。
指使いに“絶対”はありません。
人によって、手の大きさや指の長さは違いますからね。
でも、楽譜に書かれている指使い通りに弾くとスムーズに弾けますし、ムダな動きをしないで弾くことができます。
書かれたとおりに弾いてみて弾きにくいと感じたら、自分に合うように変えるのはアリです。
よく弾ける小学生👧、止まってしまったりまちがえたりするところはほぼ自己流指使いをしている箇所です。
「弾きやすいからこれでいいの。」と言いますが、やはりムリがありますし、アクロバティックというか、私には弾きにくそうにしかみ見えません。
試しに書かれている指番号で弾いてもらうとサラッと弾けて、本人苦笑いなんてこともありますね。
曲が進んでくると指使いの表記は少なくなり、ポイントになるところだけになってきます。
曲数をこなすと自然と適切な指使いができるようになっていく、ということなのですが、
勝手に指が動いてくれるために、そして無理なく弾くためにも“指使い“守って弾いてみませんか?